ハイラル北西部に位置するヘブラ地方。ここは常に雪の降り積もる厳しい環境で知られていて、タバンタ辺境の北部にあるリトの村には、寒さに強いリト族が多く暮らしています。
しかしリトの村と雪原の馬宿をつなぐ街道沿いには、タバンタ村跡と呼ばれる廃村があって、かつてはハイリア人も暮らしていたのではないかと思わせる環境が残されています。
タバンタ村跡はここが見どころ!
リトの村とは違う建築様式の小さな集落

今からおよそ100年前、ハイラルに降りかかった厄災は各地に大きな影響を与え、多くの拠点や集落は破壊されてしまいました。ヘブラ地方の街道沿いに位置するタバンタ村跡もその1つで、現在は人ひとり住み着かない廃墟と化しています。
タバンタ大雪原に近いこの地域は雪が降りやすく、年間通して厳しい寒さに晒されています。そのような環境もあってか、もともと村の規模はそこまで大きくなかったようで、残された家屋も両手で数えられるほどしか見当たりません。
建物はオーソドックスな木造建築で、大部分が崩壊している中、雪の重みにも耐えられる太い柱は今も多くがそのまま残されています。降り積もった雪が自然に下に落ちるよう、屋根が斜めになっているのも雪国ならではといえるでしょう。

木造の建物は寒さを凌ぐのに適していて、木は内部に多くの空気を含む繊維質で構成されているため、石やレンガの家と比較しても断熱性に優れています。ヘブラ地方は軽くて加工のしやすい針葉樹が多く生えているので、木造建築が主になるのも頷けます。
しかし気になるのは、リトの村で見られる家とは根本的なつくりが違うことです。リト族の家は柱と屋根のみで建てられた東屋のような形で、このように四方を壁で囲んだつくりにはなっていません。
リト族の家がそこまで開放的なのは、寒さに強い特性を持っているからこそと考えられ、逆にいえばタバンタ村跡で暮らしていたのは寒さに耐性のないハイリア人だったのではないかと思われます。彼らの生活に関する資料は今や残されていませんが、その歴史の足取りを少しだけ感じられるかもしれません。
村の生活の基盤となっていたであろう井戸

これだけ大きな被害を受けたタバンタ村跡において、唯一そのままの形で残っているのが西側の井戸です。中の水はすでに枯れていますが、地表の水源が凍結しやすい雪国において地下水は重要で、かつては村人たちもこの井戸を中心に生活していたのではないかと思います。
また、井戸の近くには低めの柵の一部が残されていて、よく見ると広い面積を囲っているようにも見えます。この環境では農業も牧畜も選択肢が限られると思いますが、生活の基盤となる産業がなにか行われていたのかもしれません。
基本情報
| 名称 | タバンタ村跡 |
| エリア | ヘブラ地方 |
| アクセス | リトの村から街道沿いに東 |
| 備考 | 気温が低いため防寒対策が必要 |
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